いつも限界に近い

しがないバンドマンの随筆

ネットサーフィンをしていると、いろいろな事象に対して、いろいろな人がいろいろな意見を語っているのを見かける。そんなページをぼんやりと読んでいると、先日兄と「誰が言うかではなく何を言っているか」で判断できれば理想だけどね、といった話をしたこ…

おたふく

日本では一般的に、他人と政治の話は避ける傾向にある。日本人全体が自分と同じとは思わないが、自分はそうした話をするのに向いていないなと感じる。 基本的に人は自分が信じたいことを信じるし、似た思想を持った人と集まろうとするし、親近感を感じる。そ…

余暇ある故に 追記

俺は結構原理主義的というか、「かくあらねばならぬ」をいろいろなものに対して思っている。ただ、「そうは言っても現実的にはこうだよね」という対処をいつもしているので、はたから見てもあまりそういう人間には見えないのではないかなと思う。 一番よくあ…

天才バカボン

夢を見た。 俺は小学校高学年くらいで、四つ上の兄(夢の中だけではなく実際に存在する)と一緒に親戚か誰かの家に遊びに来ていた。その家はとてつもなく大きくて、庭が小学校のグラウンドくらいある。どういう話の流れだか、そこに25ⅿプールの半分くらいの…

過去へ

俺には幼いころの記憶がほとんどない。幼いころどころか、中高生くらいまでの記憶は、断片的にしか思い出すことができない。 思い出そうとしてある程度思い出せるのは、高2後期~高3くらいのころからだろうか。一人暮らしを始めたのがこの時期だ。一人になっ…

ない

意味のない人生なのだろうか。そんなことを言うと、悲しい気持ちになる人がいるだろうな。親もそうだろうし、妻もそうだろう。それでも止められないのは、思いやりや気遣いがないからだろうか。 頭はこれほど後悔で満ちているのに、胸は空虚だ。好き勝手に生…

一事が万事

初志貫徹は難しい。決めたことをやり続けることそのものもそうだが、その初志が本当に正しいものなのかどうかも、後々変わってくる可能性があるからだ。志の方向性等に誤りがあったのであれば、貫徹してもしょうがない。 しかし、そもそも志に正解も間違いも…

Norman Cohn

熊本にはNorman Cohnというバンドがいる。ここ数年はライブをしていないが、一応解散にはなっていない。近況がどうなっているのかはまったく知らない。Voのイシザカという男が幸せそうということ以外は。 初めて彼らのライブを観たときのことはよく覚えてい…

2018年7月28日

18年間を生きた愛猫エルが逝った日で、人生で一番泣いた日。日付が変わって少しした時間だったろうか。ちなみにメスだ。 エルが17歳のとき、ついに腎不全を患った。高齢になった猫の多くがかかる病だ。冬の前で、2017年の10月か11月あたりだっただろうか。あ…

響命

今年10月10日にリリースしたアルバム「響命」は、「命」がテーマになっている。俺が作るほとんどの曲は、ある程度「生」と「死」のテーマをはらんでいることが多いが、今回はそれをメインに置いてアルバムを作った。 アルバムに入っている曲の中に、一貫させ…

捻くれ者の生き方は

俺に「憧れの存在だ」と言ってくれる人が稀にいる。嬉しくないわけではないが、一言ではなんとも言い表しづらい感情になる。 「そんなことない。俺はとんでもないクズだ。ほら見てくれ!」と、以前Twitterか何かで見たような、こんな気持になる。実際にその…

見る

ライブ前日(当日)、県外でのライブなので早めに寝ようと布団に入る。しかし、布団に入って約1時間後に眠気のピークが来た辺りで、同時に猛烈な腹痛に襲われた。下痢である。 原因は不明だが、下痢になることはしょっちゅうあるので、別にそれ自体は慣れて…

透明人間

ずいぶん前、俺が小学2年生か3年生くらいの頃の話。 朝のホームルームで、担任の先生が話し始めた。 「昨日、怪我から退院したクラスメイトの〇〇さんが、松葉杖をついて登校してきた。このクラスのほとんどの昨日の日記は、それに対して「かわいそうだ」と…

コックピット

俺は歩けなかった頃の気持ちを思い出せない。自転車に乗れなかった頃の気持ちを思い出せない。多分ほとんどの人がそうだと思う。自分ができなかった頃の気持ちは、できるようになって、さらにそれに慣れてしまったが最後、もう思い出すことができなくなるの…

今日は蕎麦が食べたいのだ

ライブをやっていると、当然ながらそのたびに新しい音楽に出会う。これだから対バンは本当に面白い。そして、その中で「この人(達)の曲は普通ではない。何かが違う」と感じる時がある。 これが才能なのだろうかと思うが、正直はっきりとは分からない。はっ…

大回転

俺はしゃべり方が回りくどい。普通であれば、「AだからB。」といった説明で十分なところを、「AにはCという背景があって、その結果Dが起こる。そしてDがEに影響を与え、Eが最終的にBとなる。」といったように説明してしまうことが多い。 一見、事細かに説明…

宇宙の彼方へ

「何もかもが嫌になる瞬間」は前触れなくくる。しかしよくよく思い返してみれば、状況やきっかけというものがあるような気もするので、実は前触れはあるのかもしれない。とはいえ、それは避けようがない。実のところ、もともとからして何もかもが嫌で、そう…

ともすれば

あまりにも眠れないので、こういう時のための暇つぶしを用意しておこうと思い立ち、ブログを開設。気が向いたときにしか書かない。1週間に1回くらいかもしれないし、1年に1回くらいかもしれない。 今は無理やりにでも横になるべきなのかもしれないけれど…